「仕事なんてやってみないとわからない。色々やっているうちに、自分に合った仕事がみつかる」という父の言葉が新しい道を作るきっかけになった。

仕事探しは誰もが前のめりなわけではない。

僕は大学の就職活動の時にこれといった夢や目標も無かったので、「とりあえず実家の自動車関係の仕事以外のことがやりたい」という理由で就職活動をしていました。

簡単に言ってしまえば自動車関連でなければ何でもよかった。実家の仕事は小さい頃から見ていたので、自分がやるならそれ以外のものを選ぼうと思いました。

大学には教員免許を取る目的があったけれど、4年生の時の教育実習で「高校生と接する仕事は無理だ!」と思って県の採用試験は一応受けたがやるつもりはありませんでした。

やりたい仕事というものが見つからなかったので、とりあえず名前だけで企業を選んでエントリーしていました。

エプソンとかケンウッドとかそういうところは書類審査で落とされるので、今度は一部上場企業ばかりを選び、「安定した会社」というのを選ぶようにしていました。やりたいことなんてとくに無いので、普通に働いてそこそこ稼げる職業を探していました。今思えばなんてつまらない学生なんでしょう!

仕事なんてとりあえずやってみないと分からない

初めて入社した会社は今思えばブラックでした。

上場企業だからという理由で入ったのが段ボール会社でした。東京の本社採用だと(勝手に)思っていましたが大阪工場勤務となりました。

最初は頑張って上を目指そうと努力してました。自分しかできないような技術を持ち、会社の歯車だとしても「自分は替えのきかない特殊な歯車になる」という気持ちで仕事に取り組む。だけど本音を言えば残業もしたくないし、休日出勤なんてやりたくない。

出世を目指したいと言いつつも「こんな仕事はしたくない」「自分に合った仕事を与えてくれない」「こんな上司は嫌だ」「自分には他にやりたいことがある」など、自分の能力と実力の差など現実を受け入れたくないような気持ちになっていきました。

努力はするけれど失敗して上司に怒られる。自分のミスでラインをのものを止めてしまう。失敗が失敗を呼び上司からの評価も下がるし理不尽に怒られることも・・・。

毎日のように手帳に不満を書きなぐり、自分が上司ならこうする、自分があの部署にいったらこうするといったことを書き綴っていました。そういう気持ちはたくさん出てくるのに、自分の持ち場ではまったく成果を出せない毎日。

僕はラインオペレーターなので数人が力をあわせて製品を作っていきます。そこで自分がミスをすると機械全体が止まります。1回〜2回なら大目に見てくれますが、3回、4回と重ねるうちに罵声を浴びせられるようになります。そりゃあそうですよね、誰でも同じ失敗を繰り返すならきっとそうなります。

失敗する→怒られる→萎縮する→更なるミス→怒られる

もうね、負の連鎖です。怒られ、怒鳴られ、しかも殴られる。

仕事やってて腹パンチ食らったことありますか?

目の前で自分の親ほどの年齢の人が上司にぶん投げられるの見たことありますか?

僕はあります。大阪はカオスでした(笑)

でも明けない夜はないって毎日のように自分に言い聞かせていましたね。

現場の仕事に入って半年もしないうちに「辞めたい」って上司に伝えました。なんだかんだ言われたりで辞められませんでしたけど。一応会社のほうで気をきかせてくれて部署移動となりました。

製造側の1日の予定を決めるというパソコン業務になりましたが、結局辞めたいという気持ちは変わらず約2年で退職することとなりました。

色々ね、考えました。「とりあえず3年働け」と意味も分からず言われることに反感を覚え、2年はたらけば十分だと自分に言い聞かせてました。3年で学ぶところを自分は2年で学んだんだこのやろー!とすら思ってました(笑)

辞める理由は嘘でもいい

何で辞めたいかとか辞める理由もあれこれ考えたりしてましたが、結局のところ「そこがイヤだから」というのが大きかったと思います。「何もかも疲れきってイヤになってしまった」と言う方が正しいかもしれません。その当時読んだ本でも「採用試験で嘘をつくことはいけないが、辞める理由は嘘でもいい」と書いてありました。何と心強い!!

そしてもちろん親にも相談。何と言われるか不安であったけれど、父の口からでたのはこんな一言。

「仕事なんて何回か転職したっていい。そのうち自分に合った仕事がみつかる」

最初から自分に合った仕事なんてそうそう見つからない。やりたい仕事なんてやってみないと分からない。やりたい仕事のある企業に入ったからといってやれるかどうかは分からない。

だからとりあえず、興味をもったら飛び込んでみたらいいんじゃないかなってこと。やってみてどうしてもダメだったときは新しい別の道を探してもいいんだよってこと。あれこれやってるうちにパズルのピースがピタっとはまるように自分の居場所がみつかるってことですよ。

そのためにはあーでもない、こうでもないと色んなピースに当てはめていく時期も大切。

経験から学ぶことは多いですからね☆

厳しい状況を乗り越えなくても、通過していくだけで人は強くなれる。

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